光森貴久はベルリン在住の日本人アーティスト、moph records主宰、兵庫県宝塚出身。彼は東京のアドバンスド・電子音楽のムーヴメントの最前線を走り続け、2017年に渡独。

2011年にファーストアルバム「Invisible Landscape」をmergrim名義で発表。これは現在でも彼のディスコグラフィに輝く作品だ。さらに2ndアルバム、「Hyper Fleeting Vision」では様々なボーカル、クラシック奏者などをゲストに招きさらなる世界の広がりを感じさせた。リミキサー、アレンジャーとしてdiamat, GurunGurun, downy, spangle call lilli line, DJ SODEYAMAなどのトラックを手がけている。

2017年にベルリンへ移住した後は、モジュラーシンセ、ハードウェア、実験的な音楽機材を使ったライブパフォーマンスに集中。彼のライブパフォーマンスは世界を渡り歩いた経験によって鍛えられた。Sonar Sound Tokyo, ヨーロッパツアー(Berlin, Rotterdam, Munich, Erfurt, Leipzig, Amsterdam)、中国ツアー(Beijing, Shanghai, Hanzhou)など。1月にはベルリンに昨年出来た話題のクラブ、arkaodaにてレギュラーパーティatomossを仲間とともに立ち上げた。さらに彼はオランダのアムステルダム、フランスのラヴァルなどでのインスタレーション、そして映像やCMのサウンドデザインや、KGR’nのブッキングディレクターも務めている。

2019年には初の本名名義でのリリースとなる”Cntnr EP”を発表。トリッピーなグリッチ音を探究した、落ち着いたハウストラック。霧ががったようなテクスチャーの音のパレットを使い、彼は頭がくらくらするようなシンセ、角度のあるグリッチと催眠的なドラムパターンが特徴的だ。

さらなる作品や活動のアナウンスはすぐに知らされるだろう。